1982年（昭和57年）連載の漫画「AKIRA」、及び1988年（昭和63年）公開のアニメ映画「AKIRA」が2020年の東京オリンピック中止を予言していた？その奇妙な一致について調べてみました！
画像は『AKIRA』4Kリマスター 公式サイトより引用
アニメ映画「AKIRA」情報
公開：1988年（昭和63年）
ヤングマガジン(講談社)にて1982年12月より連載開始した「AKIRA」を原作とするアニメ映画。原作者・大友克洋さん自らが脚本・監督を務めた。
アニメ映画「AKIRA」の予言（？）まとめ
もう始まっている、もう止まらない…
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。
2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記された奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号(タカシ)は、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密(アキラ)とまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていた。
あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供、27号(マサル)の乗るカプセルと大佐が降りてくると、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。
以上がアニメ映画「AKIRA」のあらすじ（一部抜粋）です。
原作では新型爆弾が使用されたのは1982年。これは連載がスタートした年です。アニメ映画では公開された1988年に変更されています。
「AKIRA」の世界で『オリンピック開催147日前』というキーワードが出てきます。これは現実でいうと2020年2月28日にあたります。『2019年度』という意味では一致？
「AKIRA」の予言（？）2020年東京オリンピックの開催
現実の世界の東京オリンピックは、2011年の東日本大震災、福島第一原発事故から復興を遂げた姿を見せるとともに、オリンピックによる景気回復が見込めるものとされていました。「復興五輪」とも言われています。
「AKIRA」の世界の東京オリンピックは、大爆発で壊滅した東京が復興をした証として描かれていると言われています。そして、「AKIRA」の世界でも現実と同じく2020年に東京オリンピックが開催予定となっています。
しかし、これに関しては予言と言うより偶然の一致と言った方が正しいのではないのでしょうか、オリンピックの開催は1年単位で起きる出来事ではなく4年ごとですし。
「AKIRA」の予言（？）伝染病（新型コロナウイルス）
偶然の一致とは言いつつも、「2020年」「東京で開催」この2つが的中するだけでも「おっ！？」となりますね。
これだけなら「偶然の一致」で片付くものでしたが、ネットをざわつかせたのは「新型コロナウイルス」の存在。「AKIRA」の世界では『WHO 伝染病対策を非難』と書かれた記事が出てきます。現実でもWHOが新型コロナウイルスの流行を「パンデミックとみなせる」と発表しました。
本来、自分の国でオリンピックが開かれるというのは歓迎されるべきもの。単純に考えて世界各国から観光客が訪れお金を落としていく、それが景気回復になる。しかし、そう単純にいかないものですね。お金が集まる所には犯罪者も集まる、新国立競技場建設や都市開発による立ち退き、景観問題。
「AKIRA」の世界でもオリンピック中止の声があるように、現実でもオリンピック中止・延期を望む声があがりました。
2020年3月17日、現実では2020年に開催予定だった東京オリンピックは新型コロナウイルスの影響により延期することが決定しました。現時点では東京オリンピックは2021年7月23日開会、パラリンピックは2021年8月24日開会の予定です。
しかし、「AKIRA」の世界で伝染病は大きなテーマではありません。新聞の見出しにちょっと出ただけ？予言とは違うと思いますが奇妙な一致は確かにありました。
「AKIRA」の予言（？）消費税増税
現実では2019年10月に消費税増税により10％に引き上げられました。AKIRAの世界でも消費税増税！？
連載当時の1982年は消費税ありません。アニメ映画公開の翌年の1989年（平成元年）4月1日に日本で初めて消費税が導入されました。そして「AKIRA」の世界では税制政策（改革）の失敗を嘆くシーンが描かれています。
現実ではまだ「消費税増税は失敗！」という声より新型コロナウイルスに関する対策への非難が多いですね。しかし、政治への不満は尽きぬもの。これは予言とは違う気がします。
「AKIRA」の予言（？）第三次世界大戦
「AKIRA」の世界で原作は1982年、アニメ映画では1988年に大爆発が起こり、それが引き金で第三次世界大戦が勃発しています。
現実は新型コロナウイルスの影響でパニック状態と言えます。しかし、このパニックが引き金で第三次世界大戦が起こると言うのが予言ではありません。「AKIRA」の第三次世界大戦が現実の東日本大震災を表しているという説があります。
『第三次世界大戦からの復興』と『東日本大震災からの復興』、そのシンボルとしての『2020年東京オリンピック開催』。
復興にかかる年数に違いはあるものの、似ているところはありますね。この一致は認められますが第三次世界大戦を予言したものでは無いようです。
「AKIRA」の予言（？）まとめ
最近「AKIRA」を見ていなくて、予言がSNSで話題だったので調べてみたら冷めた感じの記事になってしまいました。予言については「ん？」ってなるところもありますが奇妙な一致は確かにありました。どう受け取るかは受け手次第です。
しかし！「AKIRA」は予言どうこうでは無く、とても素晴らしい作品です！見放題は期間限定なのかな？外出自粛要請が出ていますし、自宅でゆっくり「AKIRA」を観ましょう！
原作コミックではアニメで描かれていない要素満載！そちらも必読です！
アニメ映画「AKIRA」はどの動画配信サービスで見れる？
2020年4月1日現在、以下の動画配信サービスで視聴が可能です。
U-NEXT【月額1,990円（税抜）】
見放題で視聴可能！
Netflix【月額800～円（税抜）】
見放題で視聴可能！
Hulu【月額1,026円（税込）】
見放題で視聴可能！
FODプレミアム【月額888円（税抜）】
見放題で視聴可能！
その他、以下の動画配信サービスでも視聴可能のようです！
- バンダイチャンネル
- アニメ放題
- dアニメストア
- ビデオパス
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