塩漬け&リピート注文でノーストレスFX

「今は含み損が出てるがこれは想定内、まだいける、まだいける・・・」

どんなに勝率が高くても損切り・ロスカットにおびえる毎日はメンタルが持ちません。ローレバレッジで外貨を塩漬けにしてノーストレスでFXを楽しみましょう!

FXは塩漬けが美味しい!

塩漬けとは、保有ポジションが含み損益を抱えており手放したくても手放せない状況。トレードスタイルによっては潔く損切りすべきです。

「塩漬けやナンピンはやめておけ」

これはFX以外でも常識となってると言っていいでしょう。しかし、リピート注文の登場により状況は変わりました。悪手と呼ばれていた塩漬けやナンピンが、徹底したリスク管理のもと行えばローリスクローリターンの投資法になることが証明されました。

リピート注文とは10年以上前からある手法です。マネースクエアが特許を持つトラリピがその代名詞といえば説得力があるでしょうか。その手法の効果はもちろんのこと、応用性も高くいろんなアレンジ手法が公開されています。この記事で紹介する手法はメンタルに重きを置いたその亜種の一つです。

塩漬けは確かに危険ですが、最初っから塩漬けする前提なら対処のしようがあります。これだけではただの外貨預金ですが、最近のFX会社の多くは両建て時の証拠金計算方法にMAX方式を採用しています。この特性を活かした取引方法の一例【塩漬け&リピート注文】を紹介したいと思います。

【塩漬け&リピート注文】の絶対条件と手順の一例

【塩漬け&リピート注文】をやる上での絶対条件は以下の通り。

・リスク管理の徹底

・両建て時の証拠金計算方法がMAX方式の証券会社を使用していること

・スワップポイントを意識した取引通貨ペア選定と売買ポジション比率調整

手順は以下の通りです。

①塩漬けする前提で買い注文を入れる

②先ほどの買い注文より高い価格で売りのリピート注文を入れる

③①②の手順の繰り返し 

【塩漬け&リピート注文】の絶対条件

リスク管理の徹底

リスク管理は当然ながら徹底します。身の丈にあっていないハイレバレッジ・高ロットの取引をしてはいけません。レバレッジなんてかけない方がいいに決まっていますが、かけるならレバレッジは限りなく低く。私の計算では4倍が限度です。

両建て時の証拠金計算方法がMAX方式の証券会社を使用していること

そしてMAX方式による証拠金計算。この方式の証券会社ならば両建て取引する上で有利です。それは何故か?必要証拠金を抑えることができ、その分だけロスカットのリスクを減らすことができるからです。

スワップポイントを意識した取引通貨ペア選定と売買ポジション比率調整

この手法は買いポジションを塩漬けする前提です。価格帯が高すぎる通貨ペアは下落によるリスクが高まるので避けたいところです。

又、買いポジションを1年以上保持すると考えたときスワップポイントを無視できません。買いのスワップポイントがマイナスの通貨ペアは避けた方が良いでしょう。ポジション合計数量の売買比率が1:1ではマイナススワップが発生することを考慮して比率を調整します。

某証券会社のとある一日のUSD/JPYのスワップポイントは

売りスワップ -80 買いスワップ 30

そもそもなぜ買い主体なのか?それは売りに対して買いの方が損失リスクが限定的だからです。例としてUSD/JPYが0円より低くなることはありまえんが、逆に上昇に関しては天井知らずです。

【塩漬け&リピート注文】の手順の一例

① 塩漬けする前提で買い注文を入れる

0.5円刻みのキリのいい価格で指値/逆指値注文を入れます。長期保持を考慮したとき高値圏での買い注文はリスクが高いので避けた方が良いでしょう。逆に安値圏が安全かと言えば一概にそうとも言えません。塩漬けする前提とは言え、ある程度の相場観は必要です。

② 先ほどの買い注文より高い価格で売りのリピート注文を入れる 

確定した買い注文の上方向に0.1円刻みでIFD(イフダン)売り注文を5本入れます。1本の取引量は①の買い注文の1/10とすると良いでしょう。無理のない利確注文を同時に入れておき、利益が確定したら同じIFD注文を再び入れます。

①②と手順を踏むことにより0.5円幅の【塩漬け&リピート注文】が1セット完成しました。①は塩漬けなのでもちろんのことですが、②のリピート注文はその性質上、損切り設定をするとパフォーマンスが落ちるので損切りはしません。そもそも売りポジションより買いポジションの合計数量の方が多いため価格が上昇している限りは損失が出ないので必要ありません。

①は価格が下落すると含み損が出ますがそれと同時に売りポジションが確定するのでストレスは少なく、さらにスワップによる利益も期待できます。損切りをしませんが、過去最安値を下回っても口座を維持できるようリスク管理をします。

〇〇円を切ることはありえない!

そう思われてきた最安値を下回り続けて現在の価格があるように、常に最悪の状況を想定することが大事です。

③ ①②の手順の繰り返し

許容リスクの範囲で0.5円幅の【塩漬け&リピート注文】の1セットを積み上げていきます。

【塩漬け&リピート注文】の実践イメージ

それでは私が実際にやっている【塩漬け&リピート注文】の実践イメージを紹介します。現在のUSD/JPYの値動きはだいたい下の図の通り。

仕掛ける値幅は105円から115円で仕掛けます。リピート注文は仕掛ける幅が重要です。仕掛けた幅の外でずっと値動きされても積み上がるのはストレスだけ。ローレバレッジであるがゆえに本来ならある程度の資金力が必要です。

しかし私にはそこまでの資金力を用意できないので取引ロットを下げています。その分だけ儲けが減りますがそれでいいんです。トレードはメンタルが大事、メンタルが不健康では勝てるものも勝てません。そこでおすすめなFX会社がOANDAジャパンです。

自動売買可能なMT4を実装しているから口座開設したOANDAジャパンですが、今では独自の取引プラットフォームであるfxTradeのお世話になっています。最小取引量を1000通貨としているFX業者は多いですが、OANDAジャパンのfxTradeなら1通貨からの取引が可能です。

資金力によって以下の設定のポジション量を調節してください。

取引通貨ペア:USD/JPY

仕掛けた値幅の外に上下10円ずつ離れた場合の損益計算は上記の通りです。

USD/JPYが95円を割っていたのは5年以上前で、その水準にまた戻るにしても時間がかかると思いますが・・・最悪の場合も想定して70円までの下落に耐えるために約100万円の資金を準備してのぞみましょう。

まとめ

『ローレバレッジで勝つまでやり続ければ負けない』を体現するための一例として 【塩漬け&リピート注文】 の手法を紹介しました。大事なのは無理をしないこと。

【塩漬け&リピート注文】は塩漬け・両建て・ナンピンの複合技です。悪手と言われているだけあって必勝法とは言えません。負けを認めず、戦況が有利な時だけ勝ち名乗りを上げるやり方です。限りなく低いレバレッジでの取引なのでロスカットはほぼありえませんが、ノーリスクとは言えません。証券会社が経営破綻、日本もしくは諸外国のいくつかが消えることだってあるかもしれません。

100万円の資金を用意して10円幅の仕掛けを行い、得られる利益は年間で2万円?くらいでしょうか。もう少し攻撃的な設定でも良いと思いますが、許容できるリスクの範囲でトレードしましょう。

「塩漬け」とは昔の人はうまいことをいったもんです。うま味が出るまで1ヶ月でも半年でも、1年でもそれ以上でも漬け込みます。あせって取り出してはいけませんし、リスク管理をおざなりにして腐らせ(ロスカット)てもいけません。ときにはナンピンによる調整も必要になるかと思います。十分過ぎるほどの資金を用意して大切に育てましょう。

今後は【塩漬け&リピート注文】の結果レポートを報告していきたいと思います。

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